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AlfrescoでSharepoint のワークスペース機能を利用する [BI]

企業内でOfficeファイルをやりとりする上での問題点はバージョン管理が破綻してしまうということです。これに対処するにはファイルサーバを用意して、それを書き換えるプロセスにする、というのがありますが、それでも誤操作による消失、ロールバックができないことによる情報の喪失の恐れが拭いきれません。
上記に対応するにはSharepointサーバを立ててワークスペースの機能を使うことで可能です。しかし当然ながらSharepointサーバが転がっていることはないので、とりあえず自作して使い心地を試してみましたw。
◯インストール
ハマった部分としてはMySQLです。MySQLがインストール済みなので、それを利用しようとしたのですが、All-in-oneのインストールパッケージを使用した場合、既存のMySQLを利用することはできません。Tomcatなど地道に設定するか、MySQLのインスタンスを2つ作ってポートを変えて利用するかの2択になりますので注意してください。
インストール設定としては「Quicker, Notes 統合」をオフにしました。またMySQLなど「ポートが他のソフトとカブっていないか」に注意してください。

◯Sharepointプロトコル利用のための設定
alfresco-global.properties に以下を追加します。
vti.server.port=7070
vti.alfresco.deployment.context=/alfresco
vti.alfresco.alfresoHostWithPort=http://ipaddress:8080
vti.share.shareHostWithPort=http://ipaddress:8080
vti.share.shareContext=/share

◯UIの日本語化のための設定
ここらへんを参考に進めてください。
http://www.bnote.net/windows/windows/alfresco_install.shtml

◯ワークスペースにアクセス
InternetExplorerで「信頼済みサイト」にAlfrescoサーバを追加する必要があります。なんとなく同じような設定項目がMS Office側にもありますがそちらは関係ありません。

ツール→インターネットオプション→「セキュリティ」タブで信頼できる場所にAlfrescoサーバを追加して下さい。

◯アクセス
上記設定が終わった後に、Officeのリボンからワークスペースのアドレスを設定するとワークスペースにアクセスできるようになります。適当なサイト名をつけて下さい。Officeだけでなく、ブラウザ経由でファイルを取得することももちろん可能です。

◯Sharepointと異なる部分
SharepointにあってAlfrescoに無い機能としてはExcelサービス、Accessサービスなどがあります。一方でポータルサイトの機能は利用可能なので、あまり混み入った使い方をしていない場合はAlfrescoで代用可能ではないでしょうか?
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