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業務自動化のテクニック~序文 [仕事法]

◯人間は高付加価値ワークに集中しなければいけません
のっけから重い一言ですが、よっぽど安定企業で既得権益がしっかりしているところに在籍をしていない限り心に留めて置かなければいけない言葉です。これから先の世の中は「世界で戦えるグローバル人材」、「世界に溢れる労働力」の2極化が起こり、ローカルでぬくぬくできていた人達はどちらかに分かれていくことになります。当然ながら前者は数が限られ、給料も高く維持できますが、後者は食べることに精一杯になるかもしれません。今の世界の状況を見る限りゼロサムゲームの様相を呈しており、直接価値を作り出せる農・林・水産・鉱以外で今のサービス業の雇用を維持していくのは厳しいでしょう。

自分が自動化にこだわる理由はここにあります。つまり誰にでもできるような仕事に時間を取られていると、そのうち自分より低い賃金で同じことができる人に仕事を奪われていきます。日々の業務に追われて手を動かしているとつい仕事をした気になってしまうものですが、世界で戦える人材になるには自分にしかできない本質業務に時間を割くことが重要です。私のようなデータ分析屋の場合で考えると、レポートを作るのは誰にでもできますが統計分析とか実験計画に時間を割いていかないとバリューが低いということになります。

ということで本質的な仕事をする時間を作るために自動化を進めましょう。この記事では帳票類の作成に絞って解説していきます。

○業務自動化のステップ
自動化というと「ボタン一発で完成する」、というイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし人間のやっていることを完全自動化に近づければ近づけるほど加速度的に労力は増えます。自分の感覚としてはかかる労力は以下のようになっており、自分の目的・スキルに合わせたレベルを設定しましょう(自動化に労力がかかりすぎてかえって時間がかかったというのでは本末転倒です)。

・Excelシートの入力最小化 1
 必要な知識:Excel関数
・Excel VBAによる操作の半自動化(決まった操作の繰り返しなど) 3
 必要な知識:Excel VBAのセル操作
・Excelにてファイル操作まで含めた自動化 5
 必要な知識:Excel VBAのファイル操作、抽象データを利用したプログラミングスタイル
・Accessのデータ投入・クエリの自動化 10
 必要な知識:Accessクエリ、データモデリング
・ETLツールを利用したデータ統合 50
 必要な知識:SQL、RDBMS、ETL
・BIツールによる完全自動化 100
 必要な知識:多次元分析手法、業務アプリ知識

当然ながら後ろに行くほど効果は高く労力も高いです。自分の体験ではETLを使ってDM(データマート)を構築してから飛躍的に処理が早くなった実感がありました。まさに日本刀を自動小銃に持ち替えた感じ(笑)。もし自分で無理だと感じた場合はシステムに詳しい人に相談してみましょう。

ということで自分がいろいろ自動化した際のコードや手法を今後ちまちま掲載していきたいと思います。
タグ:ETL VBA Excel access
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