プログラマではないけど Visual Studio LightSwitch でカンタン業務アプリを作ってみる(1)~LightSwitchって何? [日記]
もともと私はオープンソース界隈の人間なので、基本的にMicrosoftはあまり好きではないのですが(ちなみにAppleはもっと嫌い)、最近はExcelでMicrosoft Queryを利用した業務アプリを作ったり、SQL ServerでBIを作ったりとMicrosoftどっぷりになりつつあります(笑)。そんな中Microsoftが出した新しい開発ツール、Visual Studio LightSwitch は非常に可能性にあふれる開発ツールとなっていまして、情報システム部門・経営企画室など社内データを扱う仕組みを作らなくてはいけない方に非常にオススメしたいものとなっています。
○Visual Studio LightSwitch
http://www.microsoft.com/japan/visualstudio/lightswitch
ざっくり、価格は3万円です。これAccess単体の値段とそんなに変わらないですね。Accessは人数分必要なので、それにくらべると安いと言えます。
○基本コンセプト
LightSwitch で何ができるかというとデータをCRUD(Create/Read/Update/Delete、つまり作成・読込・更新・削除といった基本的動作)するアプリの簡易作成です。業務に使用するツールとしてMicrosoftからリリースされているものはDBコアとしてのSQL Server、可視化ツールとしてのSSRS、可視化ツール+データ編集(CRUD)ツールとしてのExcel、簡易DBコア+可視化ツール+データ編集(CRUD)ツールとしてのAccessなどがあります。ここでLightSwitchはどういう位置づけになるかというと、「DBコアはSQL Server(か、SQL Azure)を使用して、そのフロントエンドでデータのCRUDをローカルだけでなくWebアプリとしても簡単に作成可能なツール」となります。つまりAccessと分野がかぶるといえばかぶりますが実際は用途を考えると自然と解は定まると思います。
・Access
データソースはローカル
各クライアントにインストールする必要がある(ライセンス料=Access×人数分)
ローカルのaccdbのバージョン管理は結構大変
必要なソフトはAccessだけ
・LightSwitch
データソースはRDBMSを使用可能
クライアントライセンスは不要(ライセンス料=LightSwitch+SQL Server(Expressなら無料))
Webアプリなのでユーザ環境のローカルのバージョン管理は不要
SQL Server が利用可能なことが必須
Web アプリとして使うにはIISが動作していることが必須
正直データのCRUD目的でアプリを作るのなら今後はLightSwitchを使うのがオススメです。ネックはSQL Serverが使えることが要件に入ってくるぐらいではないでしょうか?でもとりあえずテーブルを用意する分にはそんなに難しくないと思います。
○アプリ作成の流れ
データ構造の定義→画面を作成、だけです。混みいったことはコードを書く必要がありますが、基本あまりコードを書かないでも使えます。ちなみに言語はVBかC#です。
○弱点
・大量データの読み込みのインターフェースが標準では用意されていない。まあDBに直接ロードすればいいんですがユーザにそれは求められないですよね…。
・文献が少ない。日本語の詳細技術文書は壊滅的です。英語でのオススメは”How do I"シリーズの動画です。基本的なやりたいことは大体これで網羅されます。
・RDBMSをある程度理解している必要があります。また、データソースはSQL Server、SQL Azure(クラウドサービス)を前提にしたほうが良さそうです。(DSN設定すればほかのDBもいけるのかもしれませんがまだ試していません)
以上LightSwitchの特徴をまとめてみました。今後いろいろ海外の情報を収集していきつつ今後Excelで無理やり作った既存システムの入れ替えなどを進めていきたいと思います。ノウハウはここで順に公開していく予定です。
○Visual Studio LightSwitch
http://www.microsoft.com/japan/visualstudio/lightswitch
ざっくり、価格は3万円です。これAccess単体の値段とそんなに変わらないですね。Accessは人数分必要なので、それにくらべると安いと言えます。
○基本コンセプト
LightSwitch で何ができるかというとデータをCRUD(Create/Read/Update/Delete、つまり作成・読込・更新・削除といった基本的動作)するアプリの簡易作成です。業務に使用するツールとしてMicrosoftからリリースされているものはDBコアとしてのSQL Server、可視化ツールとしてのSSRS、可視化ツール+データ編集(CRUD)ツールとしてのExcel、簡易DBコア+可視化ツール+データ編集(CRUD)ツールとしてのAccessなどがあります。ここでLightSwitchはどういう位置づけになるかというと、「DBコアはSQL Server(か、SQL Azure)を使用して、そのフロントエンドでデータのCRUDをローカルだけでなくWebアプリとしても簡単に作成可能なツール」となります。つまりAccessと分野がかぶるといえばかぶりますが実際は用途を考えると自然と解は定まると思います。
・Access
データソースはローカル
各クライアントにインストールする必要がある(ライセンス料=Access×人数分)
ローカルのaccdbのバージョン管理は結構大変
必要なソフトはAccessだけ
・LightSwitch
データソースはRDBMSを使用可能
クライアントライセンスは不要(ライセンス料=LightSwitch+SQL Server(Expressなら無料))
Webアプリなのでユーザ環境のローカルのバージョン管理は不要
SQL Server が利用可能なことが必須
Web アプリとして使うにはIISが動作していることが必須
正直データのCRUD目的でアプリを作るのなら今後はLightSwitchを使うのがオススメです。ネックはSQL Serverが使えることが要件に入ってくるぐらいではないでしょうか?でもとりあえずテーブルを用意する分にはそんなに難しくないと思います。
○アプリ作成の流れ
データ構造の定義→画面を作成、だけです。混みいったことはコードを書く必要がありますが、基本あまりコードを書かないでも使えます。ちなみに言語はVBかC#です。
○弱点
・大量データの読み込みのインターフェースが標準では用意されていない。まあDBに直接ロードすればいいんですがユーザにそれは求められないですよね…。
・文献が少ない。日本語の詳細技術文書は壊滅的です。英語でのオススメは”How do I"シリーズの動画です。基本的なやりたいことは大体これで網羅されます。
・RDBMSをある程度理解している必要があります。また、データソースはSQL Server、SQL Azure(クラウドサービス)を前提にしたほうが良さそうです。(DSN設定すればほかのDBもいけるのかもしれませんがまだ試していません)
以上LightSwitchの特徴をまとめてみました。今後いろいろ海外の情報を収集していきつつ今後Excelで無理やり作った既存システムの入れ替えなどを進めていきたいと思います。ノウハウはここで順に公開していく予定です。
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